百歳以上の人を調べ普通の人に比べたら肉食をよく食べる人が多かった。発想の転換をすると、これは肉をバリバリ食べる人は、良い歯をもっているからだという。どちらの発想を基準にしているかの違いで、長生きの理由は定まらないといえる。重大事項である生命に関する説で人はいともたやすくだまされる

▼統計はどうだろうか。これもうそのかたまりのようだ。新聞、TⅤの発表でのデタラメぶりの理由は三つあるという。1.設問の仕方が意図的。2.調査の不十分。3.調査対象の偏向

▼世には三つのうそがある、と著名な数学者が述べていた。うそ、大うそ、そして統計。次の総理大臣予想の世論調査統計を矢継ぎ早にマスコミは報道する。信じる対象を選ぶことのできる日本国民は統計を真に受けているのか。統計の嘘八百は時が来れば明らかになる。NHK調査は石破28%小泉23%高石9%河野6%。産経によると、高市35・9%石破12・6%小林8・9%小泉6.4%とつづく

▼この世で人々は何を生涯の指針とするのかは、それぞれの宗教観、教育、道徳観、哲学、試練と慈愛などによるとある

▼世論調査を信じ、民主主義を信じ、日本国の舵とりを選ぶに頼るシステムに希望を抱く以外にない残暑厳しい秋の夕暮れ。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。