オウム裁判が終結した。審理16年だった。オウム真理教は日本転覆を企てた。教団教祖麻原彰晃こと松本智津雄死刑囚はハルマゲドン(人類最終戦争)が勃発する等と不安をあおった。教義は反社会性を強め、魂をより高い世界に転生させると殺人さえ肯定して「ポア」せよとお触れした。驚くなかれ松本死刑囚の血を飲むと修行が進むと自分をキリストだと言い出した▶93年サリンの生成に成功。量産し70トンを首都にまいて壊滅しようとしたのが97年。その2年前地下鉄にサリンをまき6千人以上の死傷者をだした。車中にいた若きアメリカ人ケン・ジョセフ氏は、体中の毒素を抜くためにペットボトルを手から離さず水をいつも飲んでいたが、日本人のルーツか古代イスラエルにある、日の上る国日本は十字架の国であると先日私たちの会で講演してくれた▶彼らがサリンを生成した同じ93年、私たちの日本文化適応宣教活動が浜名湖で産声を上げた。醜いアヒルの子であると思っている節がある日本人観を転換させ、創造主の神の民であり、イエスのからだと血によって霊・魂・体が覚醒すると宣言して18年。多くの日本人の目からうろこが落ちている。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。