大阪で生をうけ、大阪の谷町で育ち、大阪中之島公会堂で開拓伝道、南千里で教会堂を建ち上げた者として、大阪出身のダメ大関といわれていたかど番大関豪栄道が優勝した。それも全勝優勝!大阪人でなくても諸手をあげてうれしい。モンゴルに地位と力を奪われている現状を境川部屋が取り戻そうとしている。その秘訣は?と尋ねられた舞の海は解説した。「部屋が武士道精神を伝えようとした。」▼親方は弟子たちに、特攻隊員が出撃前に家族にあてた手紙を朗読しきかせている。自分の命を投げ出して国を守った先人たちのおかげで相撲がとれることを忘れないようにと▼日本人としての誇りをもって土俵に塩をまいてほしい▼歴史は血で書かれている。その血が今も地球上のそこかしで流されている。流された血の色は民族同じく赤い。いかなる理由が流すものと流される者との間にあろうとも命を捧げる対象が問われる。公のために流す血、個のために流す血がある。その基準を誤るならば犬死となる。日本人はその基準を武士道という世界で稀なものを築きあげた民族であることを一キリスト者として誇りとする。

 

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。