「その日」への備えーできているかと、阪神大震災の二十二年後の一七日に新聞紙上で警告がなされていた。家具固定、備蓄、耐震化、公共性として避難計画など、小生は近くの芝生広場が避難場所である▼先日の土曜日午後、ダビデの星紋で有名な伊雑宮に来たツアー団体にアマテラスとイエスの関連を話した折、「世の終わり」に関してイザヤ書の預言を引用した。「その日、主は再び手を伸べて、その民の残れる者をアッスリヤ、エジプト・・・および海沿いの国々からあがなわれる。」 突然その日が来るのだから準備をしておかなくてはならない▼今年も一年の予定を組んでいる人も多いだろう。会議、旅行に行く日、飛行機に乗る日、身近なことなら里に帰る日、孫に会える日などなど、それなりの準備をする。驚きのひとつに日野原氏は百歳を超えているのに、来年の予定がもうすでに決まっているという。私の姉は九二歳だが、行くよと電話するとその日のその時間は○○さんと会うのでだめよ、である▼その日、イエスの再臨される日の前兆は、そこかしこに見られる。今年はその準備に気を引き締めてかかりたい年である。暗闇の中にいない者にとっては、ほかの人々のように眠りこけてはいられない。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。