パンプキン!カボチャの話ではない。爆弾だ。原子爆弾の模擬爆弾である。それをパンキンと呼んだ。ファットマンは太っちょではない。原子爆弾そのものをそう呼んだ。形から名付けたのは日本人のユーモアセンスとかけ離れたブラックジョークと言えない代物だ

▼73年前1945年7月20日から8月14日にかけて、30都市に49発落とされた。本番の練習台に大阪もあった。それは東住吉区に落ちた。私はそのとき5歳で港区築港にいた。B29の焼夷弾の雨を浴びながら母の背におんぶされて九死に一生得たので今生きている。家は焼失、家族5人は丸裸となった。太っちょ原爆だったらそれこそどうなっていたか

▼広島、長崎が犠牲となったが、京都も大阪も候補地に入っていたという。8月8日には、広島に落とした後にもかかわらず、パンプキン模擬爆弾は、福井県敦賀に落とされている。空っぽのパンプキンのために全国で死者400名、負傷者1200名をこした被害がでた。女、子供が直撃を食らった。広島長崎はもちろん無差別殺戮である。無差別殺戮をアメリカ人が救われるため、また日本人が救われるために必要だったという。何とかってな言い訳ではないか。怖い。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。