2019ワールドカップ(W杯)初戦日本はロシアに勝った。日本の勝利に酔い目覚めて新聞を読み、自家製のパンを食べ、パソコンの前に座りこれを書いている。彼らの恐れを知らぬ突進、タックルがすばらしい。

▼二十三歳の時ニュージーランドで初めてラグビーを目にした興奮が忘れられない。牧師がレフリーをし、若者があばら骨を折って、あちこちで鼻血を出してもあっけらかんとしていたのがひ弱な私には勇気とはなんであるかを教わった。

▼そのうちのひとりピーターは私より少し背が高いくらいの百七十センチ弱たが、オールブラックスへの呼びかけをけって信仰のレースを走り回っていた。この明るい若者は大会社の社長の息子で、信仰を貫く人生を選び勘当された。二度目に行った二八歳の時、彼と一段と親しくなり、三度目の三二歳の時は教会専属のペンキ塗装やメンテナンスをしていた。朝から晩まで私は彼とふたりで時を過ごした仲だった。彼は後に牧師になった。

▼名誉、義務、自己犠牲を重んじるラグビーはキリスト精神と価値観の相性がいい。武士道とも通じるので、今後日本人の多くの大丈夫がより以上に小柄ながらこの日本開催の機会を生かして飛び込むのでは。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。