87歳の姉が昨年12月、道でこけた。救急車で入院3週間。やっと年末に退院、いまだに右手が不自由。親しくしている50代男性の右耳が突然聞こえなくなった。我が妻は1年4ヶ月元気が出ない。60代男性は前立腺肥大。同じ年の知人は逆流性食道炎で夜は半分体を起こして寝ているという。皆、私のごく身近な人たちである。

▼顔が小さくて、背が高いが容姿に自信がなくて皆私を見て笑っているのが、苦しくて悩んでいるという。女子高生が制服を見て判断されるのがつらい、人は学歴やどの学校に通っているかで人の眼が変わるので落ち込むという。問題は健康面、性格面、財政面、身近な肉親、友人の苦しみを自分の苦しみとしての悩みを含めて山積している。

▼新年が明けましておめでとう、のことばを掛け合うことで明日への希望としたい。問題すべてに解決があると信じて今日を生きていきたい。明日は明日が思い煩う。労苦はその日その日に十分あるのは仕方がないと腹をくくる。

▼ご主人が認知症で入院、妻の顔が分からない、それでも毎日見舞いに行くので、精神的に参ってしまった。私は言った。「あなたは船から降りてはいけない。」すると3日に一度にされた。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。