孫に会えない。楽しみの少ないおじいちゃんにとってこれは失望の横綱級。緊急事態宣言も野党の糾弾の声も建設的精神を萎えさせ、与党の型通りの返答も大関級の失望。教育者、宗教家を見て失望する。韓国の遺恨外交、中国の覇権主義、アメリカの自由と民主主義のボタンの掛け違い、そして世界を席巻するコロナ禍、人の交流を制限させる不条理な飲食店規制等の束縛は失望そして失望。報道機関あおり運転よろしく心を失望の泥沼にひきづり込む。

▼ダデビは歌った。「身を避けるわが岩、わが神。私は、敵から救われる。」「私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。」

▼希望は天からくる。イザヤに神は言った「仰ぎ見よ」と。「地の果ての全ての者よ。私を仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない」。ユダの王ヨシャパテも言った。『もし、剣、さばき、疫病、ききんなどのわざわいが私たちに襲うようなことがあれば、あなたの御前に立ってーー私たちの苦難の中から、あなたに呼ばわります。そのときには、あなたは聞いてお救いくださいます。』

▼うなだれる 道の水仙 手に取りて
ひと声かける 爺ここにあり

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。