「ロシアとウクライナの戦争をどう思いますか」明治神宮会館で講演を終え質疑応答の最後の方の質問だった。私は政治と戦争問題を話したのではなく、聖書から日本人のルーツを話した。その会は36年の歴史ある神道関係者の集まりだった。日本人の矜持と天祐が大であったと話した。明治天皇の幼名「祐宮(さちのみや)」で神の助けが日本を今日の日本足らしめた事実を歴史上から話したつもりであった。なぜ牧師に政治問題を問われたのか、一瞬私は戸惑いながら「公の場で政治問題を語ることは控えています。ノーコメントです」
▼ポンテオピラトの前でイエスの返答「わたしの国はこの世のものではありません」と福音書にある。私たちクリスチャンの目指すものはこの世にはない。クリスチャンはこの世に生まれ、その後新しく神の国に生まれこの世にあって生活をするが、この世に属していない。だからある程度の誤解は覚悟する▼私たちの国籍は天にある。主の祈りに「御国が来ますように」がある。その国には争いがない、苦しみもない。二重国籍を持っているが、その国は間もなくこの地上にやってくる。
著者紹介
![畠田 秀生](https://biblejapan.work/wp-content/uploads/2015/01/68a70111e6f7595d3596a006eca6d442-100x100.jpg)
- 聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。
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