人生は旅である。日本人男性平均寿命は八十一歳。百歳まで元気時代夢にあらずという。その間多くの人に遭遇する。旅伴は一年、十年、三十年となる人も多い。私事ではあるが家内とは四十八年。宣教の友五十八年の旅伴が外国に二人いる。

▼「宣教」という車両に乗り合わせた人で白幡牧師五年、北村氏十年、尾田氏十七年、小石牧師は二十九年で降りて逝ってしまった。みんな次の世で会うのが楽しみである。

▼「あなたの力があなたの生きるかぎりつづくように」と、モーセが言った力とは他の人のために生きる力であった。少なくともキリスト者は自分のためにその力を用いない。

老年の一年は若年の十年、壮年の五年に値する。若者に楽しめ、心のままに歩め、しかしすべての事において、神のさばきを受けることを知っておけ。年老いて何の楽しみもないということのないため、若い日に創造者を覚えよ、とソロモンは金言した。

同じ車両に乗り合わせたが、スマホを見入り座席を温める若者のように手を鋤につけてから、うしろを見る者たちを「われ彼らに関するところにあらず」と内村鑑三は喝破した。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。