ヨハネは七つ目のラオデキヤの教会のことを書いた。イエスは戸の外に立ってたたいていた。暑くもなく冷たくもないから口から吐き出す教会となっていた。ヨハネはこの教会の偽りを書く前にフィラデルフィアの教会に書き送っている。「サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうではなくて、うそを言っている者たちが教会にいる、と。その直後に七つ目の教会を世の終わりに多く表れることを見越して記しているようである

▼イエスは言行不一致を偽善と責めている。「彼らの言うことは守りなさい。けれども、彼らの行いをまねてはいけない」と

▼講壇からイエスに栄光を帰しなさい、と語った牧師が、今までの活動を誉められて彼の支払った犠牲は類のないものと讃えられたとき、集っていた信者はみな、拍手でもってその牧師に感謝した。一見麗しく見えた。しかし真理はそこにはなく、戸の外にある。真理は真理の実が証明する

▼惑わされているものたちは、人権を振りかざす偽善に気づかず、自分を救い出すことができず、『私の右の手には偽りがないのだろうか』とさえ言わない。偽りの法を制定し、民を惑わし人権尊重と主張するが、行いで否定する人は汚い。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。