栃木県鹿沼市で小学生6人がクレーン車にはねられた。運転手は持病のてんかん発作を抑える薬の常用者で三年前にも交通事故をおこし執行猶予中であった。その母が勤務先に告白した。「いつも心苦しく思っていたが、本当のことを話せなかった。」ここにも人は、自分のことしか考えない保身が見受けられる。そのために6人もの子どもの命が失われた▶原発はなぜ廃止されないのか、危険なものだと証明されたにもかかわらず、原発存続をとの意見が50%を超えた。電力をふんだんに使って便利のいい生活をしたい保身から出たものとみた▶最悪の事態を招いているが、人ごとのようにうけとめている。安全神話を信じ続けているのか。原発がなくなれば大変なことになるとの主張に、我らは慣らされた結果か。今になって反対とは違和感があるという人もいる。初めから反対と言っていた人の理由も保身である場合も多いが、原発の真の姿を知らない▶神が造られた最小物質の原始を崩して人が保身のために知恵を搾り出したもの。神を恐れぬ傲慢につけが回る時が来る。
著者紹介

- 聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。
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