錦の御旗を振りかざす狂信者ほど恐ろしいものはない。民主主義という御旗を振ってTVで「国民のため」と言えば何でも通ると信じている公僕自任の議員さんたち。錦の御旗は狐が着る虎の皮となる。ひどいのは「聖霊。聖霊」と錦の御旗を官軍面してまかり通るセイントだ▶ある大会、確か宣教師が集まる世界的大会だった。いきなり、「聖霊が伊勢に行きなさいと言われたので行きますが、よろしく」と声かけられた。パウロもマケドニアに行きなさいと聖霊に言われたと言いたいのだろう。ちょっと待ってよ。あんたはパウロ並に錦の御旗をかざす資格ありと自任しとるのかいな。もっとひどいのがいた。悪魔が紙切れを紙幣にせよと誘惑した、が聖霊に助けられその誘惑に勝ったと真顔で言われた時だ。あんたも40日断食した後かいな。「聖霊」の御旗で会津藩にひどいことをやった官軍のまねを「せいんと」いてほしい。と喉まで出かけたがやめた。最悪はまだある。その大会で私が離別した教会の牧師と目があった。握手をと思って手を出したら無視された。彼の御旗の下で私は賊軍か。そんなこと「せいんと」いてほしいよ「聖徒」さん。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。