高層ビルが立ち並ぶマレーシア、クアラルンプールの町を歩いた。普通に歩けない。工事中だらけで歩くところがない。ガードマンもいない。その次の訪問地、ニュージーランドの小さな町を夜中歩いた。後ろから誰かがついてきた。怖くなって急いでホテルに早足で帰った。アメリカのロス、夕食で中華料理を食べた。夜遅くなったので、友人はお店の前まで車をもってきて、急いで乗れという▶12月5日イエメンで日本大使館員が車で通勤途中、武装集団に襲われた。日本以外の国で働く人は、自己防衛手段の工夫をないがしろにするわけにはいかない。物騒な世の中が普通なのだ。日本人だけが恐ろしく無知、ノー天気か▶空気と水と安全はタダ同然と考えている節は時代遅れなのだ。一度も外国を旅したことも、住んだこともなければしかたないかもしれない。体験ない知識は無知以上にあぶない。偏見、歪曲が生じる。自らが危険にさらされているのを知らないで、次のようにのたまう▶日本はひどい国だ、侵略して、アジアの国に暴虐のかぎりをやった。今は貧富の差がはげしい、弱者を犠牲にする、人は自分勝手なことばかりしている、と▶あぁ、隣国諸国でもどこかの大国でも一度見て言ってもらいたい。

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BREADFISH