人と人のつながりは奥深い。祖父母をさかのぼること25代の命の総数は6,7108,862人となるという。裾野をたどると日本列島を超える。それほどお互いはつながり合っている。Facebookが昨年イタリアのミラノ大学と共同で7億2千百万人のユーザーの友人関係を分析したら、平均で4・7人目でつながった。私もFacebooKに参加しているが、思いもよらない昔の友人が声をかけてくれ心温まる体験をしたことがある▶アメリカのファミリーツリーでDNAを調べてもらった。私のY染色体はD系統であった。ユダヤ人系統のEに最も近い親戚だと判明したが、血液のつながりは水よりも濃い理由は、親戚の一人に殺人犯がでたら家名に傷がつくのは避けられない。江戸時代でなくても平成の世でも同じだ。同じく私の親戚からノーベル賞受賞者が出現?したら鼻が高くなる。心情的にこれは理屈ではない▶ここでゆるぎない人と人とのつながりを何で測るのだろうという問いに私心を述べさせてもらうなら、天の神さまを父上と呼ぶ兄弟姉妹のつながりだと思う。血脈、民族のDNAではなく、イエス十字架上での流された血による霊的つながりは罪を赦し和解を勝ち得て永遠に続くから。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。