江戸時代に長寿一家がいたという。三河国宝飯郡小泉村百姓万平一家である。天保十五年〈1844年〉九月十一日、永大橋架け替えにあたり、日本一長生きの夫婦に渡り初めをしてもらおうと、将軍家の肝煎りで探索が行われた。見つかったのが、万平242歳、妻たく221歳。息子と孫の記録も残っていて、子の万吉が196歳、その妻もん193歳、孫の万蔵が151歳、その妻やす139歳

▼ギネスブックに認定されている最も長生きした人は、フランス人女性のジャンヌ・カルマンさん。彼女は1875年2月21日に生まれ、1997年8月4日に122歳と164日で亡くなった

▼日本人で昨年十二月存命で最も高齢な人物は、日本の巽フサさんで、116歳

▼このことから聖書の研究にとって大いに参考になる。アダムは930歳。エノク365歳。その子メトセラは最高で969歳。ノアの地球変環境変動以前の理想的気圧と現在の自然環境との乖離、それに致命的罪の堆積がもたらす質の違いからモーセは長生きでしても70~80歳とした。ノアの時代以降人の齢は120年とした事実は現代科学と現実が証明している

▼それにしても日本人は不思議な記録をもつ国民であるのは何を語り、教えようとしているのだろうか。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生
聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。